メトロノームの効用とルバート奏法

2017年8月
08 /19 2017
ショパンの子犬のワルツを弾いている生徒さんが、だいぶ曲が仕上がってきました。

練習も佳境に入り、曲も読譜できて来ると、次はメトロノームを使っての緻密な練習が絶対必要です。

片手ずつ16分音符を一拍にメトロノームを設定して、細かい拍で緻密な指の動きの練習をします。

それを繰り返して毎日練習すると、見違えるような端正なピアノになります。

子供達は自宅での練習ではなかなか実行できないようですが、レッスンの時先生と一緒に行うだけでも、見違えるような演奏になります。

歌と違い、器楽演奏は厳密な拍が基本です。 厳密な拍に基づいた演奏は聴いていても気持ちのいいものがあり、まずはそれが演奏の基本中の基本になります。

それが出来てくると、次はテンポ・ルバートの練習を致します。 特にショパンには大事な要素ですが、好き勝手に揺らして弾く事とは少し意味が違います。

子供にイメージを掴んでもらうにはピアニストのCDを聴いてもらうのが一番分かりやすいようです。 CDを聴いてピアニストの演奏を研究し、それに近づけるように模倣から入ります。

ルバートの仕方に決まりはありませんが、子供は体が柔らかいので、模倣がうまく、ルバートを楽しそうに弾いています。


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お歌の好きな男の子

2017年8月
08 /16 2017
今日レッスンに見えた年中さんの男の子のお子さんはお歌がとても大好きでレッスンの間、いつもお歌を歌っています。

リトミックもされているので音感がよても良く、鍵盤の位置もほとんど迷いなく弾けます。

天才的な一部のお子さんを別にすれば、通常は幼稚園の間はまだまだ習い事の自覚はお子さんにはありません。

楽しければ思わずお歌を口ずさむし、面白くなければあくびや居眠りをします。

個人差はありますが、小学校に入学されるとどのお子さんも大きな飛躍があり、高学年になると見違える程のお姉さんやお兄さんになってきます。

ピアノのお稽古は息の長いお習い事ですので、お子さんの成長を見守っていきたいと思います。


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ソナチネのレッスン

2017年8月
08 /15 2017
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今日は小学1年生の生徒さんのレッスンでは、発表会で弾くソナチネを中心にレッスンしました。

指先が少し転んでしまうクセがあり、先週はそこを中心にレッスン致しましたが、今日は先週の注意がとてもきれいに直っていました。

今日はさらに、ゆっくり16分音符1つずつにメトロノームを合わせて、指をコントロールしながらゆっくりでも弾けるようにレッスンしました。 家でも同じように練習できるように、楽譜に練習方法も書き込みましたので、自分で家でも練習できると思います。

幼稚園年長さんの生徒さんは、発表会の曲のモーツァルトのメヌエットヘ長調に頑張って取り組んでいます。

普段の教本より少し難易度の高い曲をお渡ししましたが、初めての発表会のご参加で、発表会の曲をお渡ししてからとても張り切っています。

今日のレッスンではとても良い音で、すでに半分ほど両手で弾けるようになってきました。 メトロノームに合わせて、片手ずつ練習しています。

お盆休みですが、熱心にレッスンに通われていらっしゃいます。


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ショパンにおけるルバートを使った演奏

2017年8月
08 /14 2017
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ショパンのワルツを弾いている小学生の女の子がいますが、大変上手に弾けてきましたが、ルバートをもっと使うとさらに良い演奏になるので、今そのお勉強をしています。

さてrubato(ルバート)は楽語ですが、元々はイタリア語で「ぬすまれた」の意味です。

tempo rubatoは「一楽句中のテンポを自由に加減して演奏する事」で機械的な正確さにかわり、自由な感情を表現できます。 しかし感情から出た自然なものでなければなりません。

まずは楽譜通りに正確にきちっと弾く事が大切ですが、ショパンの場合はそれだけですとぶつ切りの演奏になります。 そこで自然な流れの中でテンポを少しゆするのがルバートです。

恣意的にゆすると癖っぽく聴こえますので、そんなに簡単にできる事でもありません。

レッスンを通して先生と一緒にお勉強していくわけですが、マスターできれば一歩上の演奏に上達できます。

ピアニストの演奏を良く聴いて自分でも研究してみましょう。




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ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第14番「月光」

2017年8月
08 /08 2017

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第14番「月光」に取り組んでおられる大人の生徒さんがいらっしゃいますので、書きたいと思います。

「月光」ソナタの第3楽章は、とても急速なテンポの楽章で、テクニック的にも難しい曲です。

ベートーヴェンは自分で作曲したものを自分で演奏していたようで、鍵盤を縦横無尽に走り、テクニックを誇示するかのような曲です。

ピアノという楽器が発達してきたことも関係あるかと思います。

ポイントとしては、冒頭の右手の16分音符のかけあがるようなパッセージは、よく見ると右手にはレガートが付いていないため、あまりつなげようとすると速く弾けませんし、重たくなります。 ノン・レガート気味でも良いかと思います。
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終止16分音符によるパッセージが続きますが、途中からはレガートの部分も出て参りますので、表情を弾き分けましょう。
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バッハ フランス組曲 第5番 ト長調 BWV816

2017年8月
08 /05 2017
大人の方でフランス組曲 第5番に挑戦される方がいらっしゃいますので、今日はフランス組曲 第5番について書いて見ます。

バッハ フランス組曲 第5番~アンドラーシュ・シフ


バッハのフランス組曲はバッハが作曲したクラヴィーアのための曲集ですが、バッハがケーテンで過ごした1722年から1723年頃に作曲されたと考えられており、イギリス組曲やパルティータと比べると比較的演奏は容易です。

全部で6つの組曲からなりますが、第5番は最も有名で「ガヴォット」は単独で演奏会でも良く取り上げられます。

第5番構成
1、アルマンド 2、クーラント 3、サラバンド 4、ガヴォット 5、ブーレ 6、ルール 7、ジ―グ

アルマンドは声部数の増減が激しく、2声のみになる部分も多いですが、保続音の効果によって実際の声部数以上の重なりや遠近感が生み出されております。
クーラントはひじょうにテンポの速い、走り回るような躍動感に支配されています。 
サラバンドはきわめて表出的なアリアです。 3声が厳格に維持されていますが、右手高声部のモノローグに中声部と左手声部がゆったりと従っています。
ルールはもともとは、劇場用の技巧的な舞踊で、ゆったりとしたテンポながら、大回転や複雑なステップを含んでいる無曲です。 
ジーグはこの長大で優雅な組曲の終わりにふさわしく、壮麗かつ潔い終止です。

私が子どもの頃は家の中にこのフランス組曲が1日中かけられており、私にとっては懐かしいメロディです。

参考ブログ→フランス組曲とイギリス組曲

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発表会の曲の仕上げ方

2017年8月
08 /01 2017
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発表会のために渡される曲は普段の自分の実力より少しレヴェルが上の曲を渡される事が多いと思います。

CD等で完成されたものを聴くと、どうしても雰囲気を真似したくなりますが、まずは楽譜に忠実にゆっくり読譜しましょう。

片手ずつゆっくりとメトロノームに合わせて正確に練習します。 片手でしっかり弾けるようになったら次は両手で合わせます。

ゆっくりの練習の時から先生の注意は気を付けながら弾きます。 

悪い癖が付くとテンポが上がってから直すのが難しいからです。

両手で弾けるようになると、音楽的な注意が増えてきますから、回数を多く弾くよりも内容を良く考えて練習するようにします。

この仕上げの基本は3歳のお子さんでもピアニストでも同じです。

ピアノを弾くという作業は家を建てるのと同じ作業です。 基礎工事がとても大切です。


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