私の愛用のベーゼンドルファーのピアノが修理から戻ってまいります。

2か月ほどの間修理に出していた私の日々の練習用の楽器 、ウイーンの銘器ベーゼンドルファーが来週明けには戻ってくることになりました。

2か月の間はB-tech Japanの方が代用のピアノとして貸して下さったKawaiのピアノにお世話になりました。

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やはり普段いつも練習しているピアノへは愛着が湧くものです。 これからもベーゼンドルファーのピアノでコンサートへ向けての日々音色作りを目指していきたいと思います。

10月に先生と生徒によるミニ・コンサートがございますが、予定しております B-tech Japan のスタジオには、ベーゼンドルファーのフルコンサートピアノが設置されております。 フルコンサートピアノとはコンサート会場に設置されておりますピアノの中で最も大きいグランド・ピアノの事です。

私もコンサート前などは音色の調整のためにB-tech Japanのスタジオを利用させて頂いております。

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フルコンサートピアノの「インぺリアル」は見た目もとても大きいですが、実際に音もボリュームがあり、また音色も多彩でございます。

アップライトピアノとグランドピアノは構造が全く違いますので、音の鳴る仕組みが異なり、一口に同じピアノと言っても異なる楽器と言えるかと思います。 また、グランドピアノと言ってもいろいろなサイズのピアノがあり、やはりフルコンサートピアノになりますと、音のバランスや音色の多彩さなど小さいグランドピアノとは格段に表現の幅が違って参ります。

楽器から自然に学び身に付ける事は多く、音の問題や部屋の広さの問題などいろいろな問題がございますが、やはりグランドピアノで練習できる環境があるならば音色の多彩さや技術的な面などより高度なピアノテクニックや表現技術をグランドピアノから習得できるかと思います。

発表会では門下生の皆さんはぜひ普段は弾くことができないベーゼンドルファーのフルコンサートピアノの素晴らしい音色を肌で実感して頂ければと思います。

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ポロネーズ

コンクールに参加される生徒さんがバッハのポロネーズに取り組んでおられますので書いてみたいと思います。

ポロネーズとは「ポーランド風の」と言った意味で、マズルカと共にポーランドを代表する民族舞踊です。

中学生の時に片岡みどり先生のレッスンの中で、ショパンのワルツやアンプロンプチュ、ロンドや変奏曲、スケルツォを勉強した後、舞曲を勉強した方がいいからということで、ポロネーズを勉強することを勧められたことがあります。 ピアノで舞曲の雰囲気を出すのは少々難しいことです。

ポロネーズは4分の3拍子で、ゆったりしたテンポで踊られ、男性的なリズムを持つ舞曲です。

ポロネーズとして有名な曲にショパンの「英雄ポロネーズ」「軍隊ポロネーズ」等の曲があります。
ショパン 英雄ポロネーズ♫~ショパン国際ピアノコンクール優勝者ブレハッチによる演奏

ポロネーズという名を持つ曲には、皆同じポーランドの民族舞踊の香りが漂うような気が致します。 生徒さんが取り組んでおられるバッハのポロネーズはト短調で書かれているため、悲しげな情緒が必要ですが、根底にはこの民族舞踊のリズム感が流れていなければいけません。

テクニック的には、ポロネーズに特徴的な第1拍目のリズムが転びやすく、どっしりと安定して演奏できると、バロックダンスの厳かな雰囲気がよく出るかと思います。

ポロネーズの踊り

クラコビアクというポーランドの民族舞踊


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バッハのインベンション

4月より新しく始められる生徒さんがバッハのインベンションに入られます。

バッハのインベンションには様々なヴァリエーションの楽譜がございますが、楽譜には「原典版」と呼ばれる楽譜と「校訂版」と呼ばれる楽譜がございます。

私は小学生低学年の頃お勉強致しましたが、原典版のヘンレ版を使用しておりました。

バロック音楽は17世紀に書かれた音楽ですから、現代のピアノではなくチェンバロのために書かれた曲がほとんどです。
それを現代のピアノで「代用」して弾くわけですから、チェンバロのような雰囲気が必要です。

隣り合った音はつなげ、少し音程の離れた音は切って弾くことが多いです。

特にバッハの場合は、校訂版もさまざまな種類の楽譜が出ておりますが、レッスンでは原典版と校訂版を見比べながら、生徒さんに必要な箇所はアーテイキュレーションを書き込みしながらレッスンしております。


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タングルウッド音楽祭(アメリカ)

アメリカのマサチューセッツ州の西部にあるタングルウッドという町で開催される有名な音楽祭にタングルウッド音楽祭というのがあります。 チェリストのヨーヨー・マが若手の教育のため参加される事で有名ですが、この模様はNHKテレビでも放映されていたのでご覧になられた方も多くいらっしゃると思います。

この音楽祭を40年近く前に母は聴きに行ったそうです。 母は専攻は英文学ですが、大学の時に40日夏期講習を受けにアメリカのアーモスト大学に短期留学をしておりました。 その時週末の休日にボストン郊外のタングルウッドの町までクラシックの音楽祭を聴きに行ったそうです。
 
母は自分の経験から外国の文化を学ぶためには、まず日本を一度脱出すべきだというポリシーを持っていたらしく、私にもヨーロッパの音楽を勉強するなら若い時に一度日本を脱出させたかったようです。

ですから中学生の時、恩師故片岡みどり先生(当時相愛大学名誉教授)から音楽研修とピアノコンクールのためプラハ行きのお話を勧められた時、母には私を行かせる事に全くのためらいはなかったそうです。

中学生の時初めて見た西洋の建築物は今だに私の脳裏にくっきりと焼き付いておりますし、また教会の鐘の響きは耳の奥に美しく残っております。。 

またスイスのヴェルビエ音楽祭やオーストリアのザルツブルク音楽祭などにも聴衆として行ってみたいと思っております。

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カプースチン

先日聴きに参りましたコンサートでカプースチンの曲目が演奏されておりました。

カプースチンはウクライナ生まれで、モスクワ音楽院で学び、ジャズ風の曲を多数作曲している作曲家だそうです。

私自身も10年程前から頻繁によく耳にしていた作曲家ですが、実際にじっくり聴いたのは今回が初めてでした。
クラシック分野の作曲家ですが、ジャズ風でcafeなどでも気軽に楽しめる作風なのではないでしょうか。

カプースチン作曲によるピアノ曲にリンクしてみます。

カプースチン 8つの演奏会用エチュード Op.40♫~カプースチン


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生徒さんのコンクール出場の為の特別バージョン楽譜

生徒さんがコンクールに出られるときは、通常のレッスン時に増して楽譜への注意の書き込みがたくさん出て来ます。

すぐに楽譜が注意で真っ黒になりますので、スケッチブックにコピー譜を張り、毎回新しい何も書いていないコピー譜を楽譜の上に張り付けていき、レッスンでの注意をその場で自分で書き込んでもらっています。

そうすることで、家で一人でさらっている時にも次回のレッスンまでに直さなければいけない注意が鮮明に見えてきますし、注意された箇所を意識して練習しますので、また次のレッスンでは上のレヴェルの新しい注意をすることができます。

効率よく曲を仕上げることができますし、何より生徒さんにとっても今の自分への課題を目で見て確認することができます。

ピティナで有名な渡部先生のご本で読ませて頂いたのですが、この方法は生徒さんへのコンクールのレッスンでここ数年ずっと取り入れております。

魔法のピアノレッスン「楽曲指導実践編」


明日は9日のコンサートで演奏するメンデルスゾーンのピアノ・トリオの第1番を、共演するニコラ・デルタイユさんが東京ブリュッセルトリオのコンサートでフルート&ピアノ&チェロの編成で演奏されるので、それを聴きに伺う予定です。


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プロフィール

Author:masakotani
東京音楽大学音楽学部器楽専攻(ピアノ)卒業
神戸大学大学院人間発達環境学研究科人間発達専攻表現系博士課程前期課程修了

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