三木楽器主催第8回フレッシュピアノコンサートにて努力賞を受賞されました。

2016年8月
08 /28 2016
一昨日コンクール前の最終レッスンを行いました小学5年生の女の子の生徒さんが、三木楽器開成館で行われた三木楽器主催第8回フレッシュピアノコンサートでバッハとシューマンを演奏し努力賞を受賞されました。

まだ習われてそんなに月日が経過されていないのと、今回は初めてのコンクールへの参加でしたので、コンクールの雰囲気に慣れることと、努力賞を目標にということで頑張ってきましたが、目標達成となりました。

おめでとうございました。


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三木楽器からのお知らせ

2016年8月
08 /28 2016
三木楽器からコンサートのお知らせが届いております。 ヤマハコンサートグランドピアノCFXのデモンストレ―ションのコンサートですが、ヤマハCFXはヤマハが自信を持ってお届けしている最新のコンサートグランドピアノです。 ヤマハのピアノは大きな国際コンクールの公認ピアノとしても採用されており多くのピアニストの方がヤマハのピアノを愛用していらっしゃいます。 ぜひお出かけ下さい。

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第26回日本クラシック音楽コンクールで予選を通過されました。

2016年8月
08 /22 2016
大人の生徒さんで趣味でピアノを習ってらっしゃる方が、第26回日本クラシック音楽コンクールに挑戦され見事予選を通過されました。 

ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第18番第1楽章に挑戦されましたが、とても真面目な方で良く練習をなさいます。

来年もまた新しい曲に挑戦して頑張ってほしいと思います。

おめでとうございました。


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シューマン 幻想曲Op.17 第1楽章

2016年8月
08 /18 2016
シューマンの幻想曲Op.17は1826年に作曲されたロマン派の作品です。
3つの楽章から成り、第2楽章の最終部分は演奏至難な難曲です。

第1楽章は情熱的な曲です。 パッションを持って弾くと良いのですが、それが伝わりにくい曲です。
レッスンで生徒さんにもよく言うことですが、冒頭はsfが付いていますので、具体的な奏法としては、小指の指先だけで音量を出すことは難しく、小指全体を使って手と腕の重みを鍵盤に乗せながら弾かないと音が出にくいかと思います。

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第61小節からハ長調によるとても美しいメロディーが出てきますが、このメロディーはシューマン自身によって彼の日記の中に後に夫人となったクララを描いた旋律であると書き残しています。

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シューマン国際ピアノコンクール1位でいらっしゃるパリ国立高等音楽院教授のアンリ先生のレッスンを2年ほど前にこの曲で受けたことがありますが、冒頭からここに現れるpまで情熱的に一気に弾いてしまうそうです。

ここのpの部分でそれまでの緊張感が和らぎ美しいメロディーを奏でると対比がよく出るかと思います。

楽譜には何も書かれていませんが、この曲にシューマンは元々「廃墟」というタイトルを付けていたようで、この第1楽章の第129小節からはまさに暗い精神性が現れている部分です。

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最後はベートーヴェンの歌曲≪遥かなる恋人に≫からの歌曲のテーマがそのまま引用されて曲が締め括られます。

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この第1楽章はソナタ形式に近い形式を持っていますが、ベートーヴェンのソナタとは異なる形式を持っており、音楽研究者の研究の対象となっている曲でもあります。


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ブルグミュラー25の練習曲 バラード

2016年8月
08 /17 2016
ブルグミュラーは小さい生徒さんが導入が終わった後に初めて取り組むピアノ小品の教本です。
アラベスクやバラードは発表会等でもよく弾かれるのでご存じの方も多いかと思います。
バラードについて書きたいと思います。

小さいお子さんは指が速く回るのに憧れるためどうしても早く弾きたがる傾向があるので、導入の時からメトロノームを使う習慣を付けてもらっています。 なかなか、合わせるのが難しい場合もありますが、普段の練習でも横でリズムを取ってあげるなりして根気よく続けます。

冒頭はPですから3拍のリズムをしっかり取って小さい音で始めましょう。
3小節目の左手は指がすべりやすいですが、左右をしっかり合わせしっかり動かします。

私が幼稚園の頃レッスンを受けた楽譜からですが、先生の注意が書き込まれています。

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中間部はdolce(やさしく、甘く、イタリア語でデザートの意味)ですので、やさしく表情豊かに歌い上げる練習です。

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ブルグミュラーは小さい生徒さんにとっても親しみやすく音楽を自分で感じながら弾くことができる教本ですので、
音楽性を養うのにちょうど良く、どの生徒さんも音楽を感じながら弾いているようです。


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べートーヴェン ピアノ・ソナタ第3番

2016年8月
08 /15 2016
ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第3番はハ長調で書かれた初期のピアノ・ソナタですが、それまでのモーツァルトやハイドンのピアノ・ソナタにはない4楽章から成る大規模な作品です。

この曲は中学生の時に、当時師事していた片岡みどり先生(相愛大学名誉教授からベートーヴェンは基本だからと頂いた曲で、各楽章を細かくみっちり見ていただいた曲です。

片岡先生のところでは新しい曲を頂くと、先生がそれまで研究されたご注意が書かれた書き込みのある楽譜をお貸しいただき、それを自分の楽譜に写してからレッスンをして頂いておりました。

第1楽章の最初は3度(ド~ミ)による和音で始まり、音が抜けたり弾きにくい箇所です。
私の楽譜にはヘンレ版(原典版)に書かれた楽譜とは異なり、1と5、2と4の指番号で弾くようにとの書き込みがありますが、下の音を左手で取る方法もあります。

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全体に何度も出てくるトリルは音が抜けないように全て表情が揃わなければいけないので難しい箇所です。

速く動くパッセージが多いので、練習曲のようになってしまいがちですが、骨太の音でベートーヴェンらしい構成感を出すのに苦労した思い出があります。


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スクリャービン エチュードOp.8-12

2016年8月
08 /09 2016
スクリャービンはロシア生まれの作曲家です。 モスクワ音楽院で学び、同時代にはラフマニノフなどがいます。
神秘主義と呼ばれる独特の響きを持つ和音を持つ曲を多く書いています。
今年の全日本学生音楽コンクール高校生の部の予選の課題曲では、ドビュッシーの練習曲集No.1,2,5,スクリャービンの練習曲Op.8-7Op.42-5より1曲選択となっております。

スクリャービンはピアニストとしても有名でスクリャービン自身による演奏録音を現在でも聴くことができます。

初期のスクリャービンはショパンによく似ており、Op.8の練習曲集はショパンの練習曲集を模倣したものかと思われます。
Op.8-12はショパンのエチュードOp.10-12「革命」に似ているようにも感じます。

この曲を高校生の頃レッスンに持って行った際に、先生が「ホロヴィッツが日本でのコンサートでアンコールでいつも演奏したがためにあまりに有名になった曲」だとおっしゃっていました。 当時お習いしていました関孝弘先生はロシア(旧ソ連)を横断するシベリア鉄道に乗られた事があるそうで、シベリア大陸の何もない広い大地に針葉樹林だけが生え乾燥した粉雪が舞い落ちるような響きのイメージだとおっしゃていました。演奏する時に何らかの映像と結びつけて曲をイメージしながら弾くといろいろイメージが湧いてくるかと思います。

ロシアの広大な大地を思わせる情熱的な曲です。

スクリャービン エチュードOp.8-12♫~ホロヴィッツ
スクリャービン エチュードOp.8-12♫~キーシン
スクリャービン エチュードOp.8-12~スクリャービン
スクリャービンエチュードOp.42-5
~キーシン



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ラヴェル 水の戯れ

2016年8月
08 /04 2016
ラヴェルの水の戯れはラヴェルのソナチネなどと同じく、ラヴェルの作品をお勉強する時に最初にお勉強する曲かと思います。
フランス語では、JEUX D’EAU(ジュ・ドゥ)と言います。

you tube
ラヴェル水の戯れ
マルタ・アルゲリッチ(演奏)♪


冒頭は他の作曲家には見られないハーモニが使われています。 噴水のようにほとばしる水のしぶきをイメージしたものでしょうか。 フランスの作曲家はどの作曲家もペダルの使い方がとても難しいですが、冒頭もペダルの使い方によっては、ほとばしる水のしぶきを壊してしまいかねません。 ペダルは多すぎず加減をよく調節する必要があります。

この曲はオーケストラのようにppからffまで多彩な強弱記号が出て参ります。

最後は私が好きな箇所ですが、とても美しいメロデイーが左手に歌われます。

フランス人の雨の感覚は日本人のウエットな感覚とは少し違いドライなものですが、雨や水を描いたドビュッシーの版画の第3曲の「雨の庭」でも明らかに全体にスタッカートが多く出てきて乾燥した空気感を漂わせています。

水を表した曲は多くありますが、主に噴水のほとばしるしぶきを描いたものが多いようです。

日本ではししおどしのように下に水がしたたりおちる風景を美意識としますが、ヨーロッパでは噴水のように上に吹き上げる建築物が多いと言うのも聞いたことがあります。 単に水の様態を描いたものでありますが、そこには様々な風景が浮かびます。

水を描いた曲

リスト エステ壮の噴水
ドビュッシー 映像第1集より水の反映
ドビュッシー 版画より雨の庭
ラヴェル 鏡より第3曲 海原の小舟

自然の風景や光を描くようになったのは、主にモネやルノワールなど印象派と呼ばれる画家たちによってですが、音楽でもそれと前後して20世紀初頭からドビュッシーやラヴェルによって水を描いた自然の風景を描いた曲が多く書かれるようになりました。 リストのエステ壮の噴水はその先駆けとも言える曲です。


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