ラヴェル 水の戯れ

2016年8月
08 /04 2016
ラヴェルの水の戯れはラヴェルのソナチネなどと同じく、ラヴェルの作品をお勉強する時に最初にお勉強する曲かと思います。
フランス語では、JEUX D’EAU(ジュ・ドゥ)と言います。

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ラヴェル水の戯れ
マルタ・アルゲリッチ(演奏)♪


冒頭は他の作曲家には見られないハーモニが使われています。 噴水のようにほとばしる水のしぶきをイメージしたものでしょうか。 フランスの作曲家はどの作曲家もペダルの使い方がとても難しいですが、冒頭もペダルの使い方によっては、ほとばしる水のしぶきを壊してしまいかねません。 ペダルは多すぎず加減をよく調節する必要があります。

この曲はオーケストラのようにppからffまで多彩な強弱記号が出て参ります。

最後は私が好きな箇所ですが、とても美しいメロデイーが左手に歌われます。

フランス人の雨の感覚は日本人のウエットな感覚とは少し違いドライなものですが、雨や水を描いたドビュッシーの版画の第3曲の「雨の庭」でも明らかに全体にスタッカートが多く出てきて乾燥した空気感を漂わせています。

水を表した曲は多くありますが、主に噴水のほとばしるしぶきを描いたものが多いようです。

日本ではししおどしのように下に水がしたたりおちる風景を美意識としますが、ヨーロッパでは噴水のように上に吹き上げる建築物が多いと言うのも聞いたことがあります。 単に水の様態を描いたものでありますが、そこには様々な風景が浮かびます。

水を描いた曲

リスト エステ壮の噴水
ドビュッシー 映像第1集より水の反映
ドビュッシー 版画より雨の庭
ラヴェル 鏡より第3曲 海原の小舟

自然の風景や光を描くようになったのは、主にモネやルノワールなど印象派と呼ばれる画家たちによってですが、音楽でもそれと前後して20世紀初頭からドビュッシーやラヴェルによって水を描いた自然の風景を描いた曲が多く書かれるようになりました。 リストのエステ壮の噴水はその先駆けとも言える曲です。


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