ショパン バラード1番

2016年10月
10 /21 2016
大人の方でショパンのバラード1番に取り組まれる方がいらっしやいますので、今日はバラード1番について書いてみようと思います。

ショパンのバラード1番はポーランドの国民的古典である「パン・タデウシュ」という愛国詩(1823)の中の「コンラート・ヴァレンロッド」という詩をショパンが読み霊感を受け作曲したと言われています。 

コンラート・ヴァレンロッドというのはポーランドの英雄の戦士の名前です。 詩を書いたのはアダム・ミツキエヴィッチというポーランド文学を代表する国民的詩人ですが、ショパンはパリでミツキエヴィッチと面識があったようです。 

作曲を手掛けた1831年という時代からしてもワルシャワ蜂起という歴史的背景が曲の中にあり、祖国のために戦う勇士の姿が想像されますが、ショパンは他のロマン派の音楽家達と違い音楽と文学や絵画を結び付けて表現する事を嫌がっていた作曲家ですので、あくまでもインスパイアされたというだけで標題音楽のように詩を描写しているわけではないのではないかと思います。

ショパンのバラード4曲はみなポーランドの愛国詩人アダム・ミツキエヴィッチ(1798~1855)の次の詩をショパンが読んでインスパイアされ作曲したと言われております。
1番~「コンラート・ヴァレンロッド」・・・ポーランドの英雄の名前
2番~「シフィテジ湖」・・・ミツキエヴィツチの故郷のリトアニアの摩の湖ヴィリ湖
3番~「シフィテジャンカ」・・・シフィテジ湖に住む水の精オンデイーヌ
4番~「ブドゥリ家の3人」・・・ブドゥリ家の3人の息子の話

ご興味のある方は是非ミツキエヴィッチの詩を読んでみて下さい。

ショパン バラード第1番♫~クリスティアン・ツイメルマン



レッスン問い合わせ