クラシック音楽における拍節(リズム)

2016年11月
11 /29 2016
クラシック音楽では演奏する時に拍節(リズム)に縛られることが多いですが、モーツァルトやハイドンやベートーヴェンのような古典派の曲では、特に強拍、弱拍を大切に感じながら弾くことを求められます。 古典派はペダルもあまり使えないため、テクニック的にもごまかしが効かず、難しいピアノのコンクールや入学試験では必ず課題曲となります。

さてこのリズムについてですが、人間は皆生まれつきリズムを感じる感覚は持っております。 生まれたばかりの赤ちゃんでも音を出せばそれに反応しますし、少し大きくなればリズムに合わせて楽しく手を打つ事もできます。 

しかし、クラシック音楽におけるリズムの厳格さを学ぶ上でネックになる難しい点はここにあるのではないかと思います。

世界でも有数のリズムの厳格さを誇るオーケストラにウィーンフィル・ハーモニー管弦楽団がありますが、あの一糸乱れぬリズムの厳格さは実は厳しい訓練のたまもので、一朝一夕で簡単に獲得できる技術ではないのです。

小さい時からソルフェ―ジュやピアノ実技を専門的に学ぶ事によって、クラシック音楽における拍節の厳しさも自然と身に付くわけですが、この厳格さの精度には段階があります。

自分で厳格に演奏できているつもりでも耳の厳しい先生に聴いて頂くと「♩」の音符の長さが足りないと厳しくご注意を受ける事が良くあります。

こういう厳しいレッスンを受け続ける事によって、だんだん自分の耳の精度も高くなり、それと同時にまたリズムの厳格さの意味も少しずつ分かってくるようになります。

昔、「ピアノという習い事は習得するのに一番年月のかかる習い事ではないか」という記事を読んだ事がありますが、まさしくその通りだと思います。

趣味で習われる方は、基本を学ばれたら後はいろんな曲をご自分のペースで楽しくお勉強していかれたら良いのではないかと思いますが、ピアニストを志す方は3歳くらいから初めてまず全てのテクニックの習得に15年、その後音楽のお勉強については一生かかります。 ピアニストへの道は確かに修行の道ではありますが、その修行を楽しみながら、時には休憩もして、頑張って欲しいと思います。


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