ショパンの楽譜の選び方

2015年11月
11 /13 2015
生徒さんよりレッスンの折に「ショパンの楽譜を買うときにどの楽譜を買ったら良いのか」とご質問がありましたのでそれについて書きたいと思います。

ショパンの楽譜は、出版社によって、音や指使いやフレージングなど様々な違いがありますが、参考書選びと一緒で、どれが一番正しいという答えはないと思います。

ただ演奏している人にとって、楽譜から視覚的に受ける影響は大きいと思います。

ショパンの楽譜で良い楽譜はポーランド国家が編纂したナショナル・エディションが良いと言われております。 ショパンの自筆譜とされているものにも、様々なバリエーションがありますので、新しく自筆譜が発見されると、音の違いが出てまいります。

私はショパンのエチュードは高校生の時に、ウイーン原典版(パウル・バドゥ-ラ・スコダ編)を使用してお勉強致しました。 ショパンのエチュードは一朝一夕には弾けるようにはなりませんが、私は練習方法の解説書として、コルトー版の楽譜を使用してコルトーの練習方法通りに練習し、一つずつ細かくテクニックの習得を致しました。 

コルトーはピアニストとして有名であり、古いモノラル録音にはコルトーの古き良き時代を反映させるような名演がたくさん残っており、CDでも聴くことができます。 また、教育者としても熱心でパリの私立エコールノルマル音楽院を自ら設立し、生徒へのレッスンも熱心に行っておりました。

ショパン バラード第1番♫~コルトー
 
コルトー版の楽譜には、コルトー自身がショパンのエチュードを技術的に細かく分析し、そのためにはどのような練習を行ったら良いかその練習方法が細かく書かれております。 ショパンのエチュードを弾くための直接的で実践的な練習方法だけでなく、より良い演奏のための応用編の練習方法も書かれています。 その通りに練習すると、時間がかかり大変なことですが、手が柔軟になり、ショパンのエチュードの難しいパッセージも少しずつ弾けるようになります。

<ショパンの楽譜>
ペータース版、ヘンレ版、ウイーン原典版、ナショナルエディション、コルトー版などが出ております。
私は(学生時代東京に住んでいた頃も頻繁に訪れましたが、)輸入版の楽譜を購入するのに文京区本郷にございます♪アカデミア・ミュージック♪にて購入致しております。

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ショパンのエチュード作品10 コルトー版(サラベール社)の楽譜

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ショパンのコンチェルトはナショナル・エディションを使っております。

参考ブログ
ショパン エチュードについてNo.1
ショパン エチュードについてNo.2


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