ショパンの美しさ

2017年6月
06 /04 2017
ショパンの「子犬のワルツ」に挑戦しているお子さんが、だいぶ弾けるようになってきました。 次はショパンの持つ美しさに挑戦してほしいと思いますので、今日はショパンの美しさについて少し書いて見ます。

どの作曲家であっても、楽譜に忠実に、楽譜に書かれている事を正しく再現するという基本は同じですが、少し読譜が進んでまいりますと、次は作曲家の音や特徴を表現する必要があります。

ベートーヴェンにはベートーヴェンの、モーツァルトにはモーツァルトの、ブラームスにはブラームスの、ショパンにはショパンの音があり、それぞれの作曲家の世界を表現するのも楽しいお勉強です。

さてショパンと言えば一番に挙げられるのは「美意識」ではないでしょうか? その香り立つような美しさと上品さにおいては他のどの作曲家も並ぶ事はできないといって良いのではないかと思います。

ところでピアノは弦楽器などと違って、鍵盤を触れば一定の整えられた音が出ます。 ですから自分が真にどんな音を出しているのかを聴きとるのは実は大変難しい事なのです。

自分の出している音を厳しく客観的に聴くためには、分かっている人に聴いて頂くか、録音機器に頼るしか方法はないと思います。 ひたすらやみくもに練習するのではなく、自分の演奏を録音してそれを聴いて反省するのも大切な練習です。

「香り立つような上品な美しさ」と言葉で書くのは簡単ですが、それを音楽で表現するのは大変難しい事です。 人間は聴覚よりも視覚のほうが発達していますので、美しい絵画を見るとか、美しいお料理の映像を見るとか、美しいお洋服を見るとかをして、美意識を脳に刻み込むのも良いかと思います。

私もレッスンで生徒さんにショパンの美しさが伝えられるように、頑張っていこうと思います。


ショパンコンクール1位 ラファウ・ブレハッチの演奏「子犬のワルツ」


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