ショパンのエチュードOP.25-1

2015年11月
11 /27 2015
来年1月より新しく趣味で習われる大人の生徒さんがショパンのエチュードOp.25-1をお勉強されていますので、練習される場合のいくつかのポイントを書いてみたいと思います。

ショパンのエチュードには、OP.10とOP.25の計24曲あり、アマチュアの方にはどれも難しいと思いますが、まず初めはOp.25-1やOp.25-2あたりから取り組まれると良いかと思います。 有名な曲では、OP.10-5「黒鍵」、OP.10-12「革命」、OP.25-1「木枯らし」などがあり、エチュードといってもコンサート用の曲目として弾かれることが度々ございます。
 
さて、練習のポイントですが(詳しいことはピアノを使ってのレッスンの中でしかお伝えしきれませんが)、この曲は別名「エオリアン・ハープ」と呼ばれております。 エオリアン・ハープとは小さな箱の中に、弦を張り、かすかな自然の風(エア:air=空気)で鳴る原始的なハープの事です。 耳を澄ませなければ聴こえないほどのかすかな音のハープだそうです。

楽譜の冒頭部をよく見ると大きな音符と小さな音符で書き分けられています。

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メロディー部分が大きい音符で書かれており、それ以外の部分は小さな音符で書かれています。 メロディー以外の部分はハーフタッチ(ピアノの鍵盤を底まで弾かず、鍵盤の上半分だけ演奏する奏法)で演奏するのが良いかと思います。
 
技術的には、左右とも手首の回転を利用して、弾かなければ、曲の最後の方で、腕が疲れてくるかと思います。 この曲の難しさは、音が多いため、どうしても響きが分厚くなり、エオリアン・ハープの響きとは程遠いものになってしまいがちになる事です。 ペダルのコントロールが大切かと思います。
 
ショパンのエチュードは単に指の訓練のための練習曲集ではなく、芸術的エッセンスの詰まった曲ですから、最終の目標としてはエオリアン・ハープの音をイメージしながら仕上げていかれると、ショパンらしい演奏に少しでも近づけるのではないかと思います。

ショパン エチュードOp.25-1♪~ランラン
ショパン エチュードOp.25-1♪~マレイ・ペライア



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