暗譜の練習方法

2017年11月
11 /20 2017
ピアニストというお仕事はコンサートの準備のために暗譜がつきものです。

リトル・ピアニストの方やアマチュア・ピアニストの方が出場する教室の発表会でも本番では暗譜をします。

暗譜をするというコンサート形式は当時人気ピアニストであったクララ・シューマンの頃(19世紀)から始まったようですが、リヒテルというピアニストはいつも楽譜を置いて演奏していました。リヒテルのインタビュ―での話を聞いたことがありますが、楽譜に忠実に弾くには、楽譜を置かないといけないというポリシーだそうです。

練習を積んでいく中で、指や身体の動きとともに自然に暗譜出来てくるのが理想ですが、やはり本番では緊張のため暗譜が飛んでしまうことがあります。

そのためには「暗譜の練習」をまた別にしなければいけません。

コンクール前や発表会など本番前の生徒さんのレッスンでは、片手つずつ弾く暗譜の宿題や、ピアノの鍵盤の蓋を閉めて、実際の「鍵盤の位置」と「音」をイメージしながら、音のない空間で指を動かす暗譜の練習をしてもらっています。ピアノから離れて机の上でも良いです。
家での宿題に出すこともありますが、生徒の皆さんは、きちんと家でもやっているようで、日を追うごとに次第に暗譜が確実になります。以前、コンクール全国大会出場の生徒さんにお話しして試してもらったところ、友達が学校でやっていたと言っておりました。

この時にはただ音を追うだけでなく、表情や音楽の流れも考えながら、指を動かします。

鍵盤の上での弾くのは特に小さい生徒さんの場合、惰性でなんとなく出来てしまうことが多いですが、音のない机の上や、鍵盤の蓋を閉めてその上で、暗譜しながら指だけを動かす作業は、楽譜を隅から隅まで眺めてよく見て楽譜が完全に頭に入っていないと、なかなか難しい作業です。

ここまで確実に出来るようになると、本番はだいたい上手く行くことが多いようです。

楽譜をよく眺め、ありとあらゆる方法で、確実に暗譜ができるようになるための練習方法を自分で生み出せると良いですね。
発表会まであと27日です。
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student concert'17 Vol,6
2017年12月17日(日)14時開演
アートサロン空にて(近鉄奈良線学園前駅徒歩2分)
第1部 門下生による発表会
第2部 講師演奏
お問い合わせ 0742-46-2302谷

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