ベートーヴェンピアノ・ソナタ第26番「告別」

2015年12月
12 /29 2015
ベートーヴェンの後期ソナタ第26番「告別」Op.81について書きたいと思います。
このソナタはベートーヴェンには珍しくフランス語による標題が付いています。

第1楽章Das  Lebewohl(Les Adieux) 告別
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第2楽章Abwesenheit(L'Absence) 不在
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第3楽章Das Wiedersehen(Le Retour) 再会
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この曲は高校生の頃、東京芸術大学名誉教授の米谷治郎先生にご自宅でレッスンして頂いたことがある曲ですが、冒頭のLe be wohlと付けられた最初の3つの和音は、昔のドイツでは郵便馬車を表すラッパの音だとおっしゃっていました。 遠くからこのラッパの音が聞こえると、郵便馬車だということを暗示する音なのだそうです。

第1楽章に難所と呼ばれる箇所が出て参ります。
拍通りに弾くと、和音がつかみにくくミスタッチが出ます。

第1楽章 第33小節
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<第1楽章の難所の部分のワルター・ハウツッヒのマスタークラスより>
括弧でくくったように、拍とは別に、最初の3つ、次に2つ、最後の3つをひとくくりに考えて弾くと、テクニック的にずっと楽になり、弾きやすくなるそうです。

参考ブログ♪べート―ヴェン ピアノ・ソナタ「告別」


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