ショパン ノクターン Op.48-1

2016年3月
03 /25 2016
ショパンのノクターンOp.48-1に長く取り組まれていらっしゃる大人の生徒さんがいらっしゃるので、書きたいと思います。

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冒頭はmezza voce(半分の声での意味)の指示が書かれていますが、これはほぼsotto voceの意味と同等だと思われます。

中学1年生の時、全日本学生音楽コンクール*の課題曲のショパンのスケルツォ第1番をワルシャワ音楽院院長でいらっしゃったカジミエール・ゲルジョード先生にlessonをして頂いた時に(相愛音楽教室のオーディションに合格し受け、その後も当時師事していた相愛大学名誉教授の故片岡みどり先生のご自宅でも何回かレッスンを受けました。)、ショパンの場合sotto  voceと書かれているところは、una corda(一番左のペダル)をほぼ踏んで下さいとご注意を受けた事があります。

ウナ・コルダは多用すると音がこもってしまうため、注意が必要ですが、音色を変えることができ、上手く使うとショパンらしい雰囲気が出せます。


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(第49小節)
ここからはdoppio movimento(2倍の速さで) agitato(急き込んで)の指示が書かれています。

ここからはテンポアップします。 右手は楽譜には何も書かれていませんが、ほぼスタッカートのように軽やかなタッチで弾かなければ早く弾くことは不可能でしょう。 

左手は、OP.25-8のショパンのエチュードに出てくるテクニックとよく似ているなと感じます。 6度のエチュードの練習方法は、コルトー校訂版の楽譜に詳しく書いてありますが、いろいろな練習方法の可能性があります。

レッスンでは実際にピアノを使って練習方法を生徒さんに細かくお伝えするのですが、左手を速く弾くポイントは左手の上声部をレガートでつなげ、下声部は軽くあまりつなげようと思わないで弾くと繊細に軽く弾けます。

※2016年度の全日本学生音楽コンクールの課題曲は、4月15日発売の規定書にて発表になります。
HP上では、4月16日に発表されます。

師事していた先生方がよくおっしゃっていたことですが、コンクールは本番の日にちが決まっていますので、自由曲以外の課題曲は発表されると同時に楽譜を購入し、すぐに譜読みに取り掛かることが大切です。

全日本学生音楽コンクールには、2011年~現在にかけてプライベートで師事し演奏会へ向けてアドヴァイスを頂き日頃からお世話になっている京都市立芸術大学教授の阿部裕之先生も毎年審査員に入っていらっしゃいます。

私が小学生~中学生にかけてご自宅で師事していた相愛大学音楽学部名誉教授の故片岡みどり先生も、当時毎年全日本学生音楽コンクールの審査員に入っておられました。 片岡先生には、毎週のレッスンに加えて、全日本学生音楽コンク-ルへの予選・本選・入賞者演奏会への出場時には、温かくも厳しいご指導を受け、いつも励まして頂きお世話になりました。

全日本学生音楽コンクールHPはこちらをご覧なさって下さい。

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