ショパン スケルツォ第1番

2016年5月
05 /28 2016
ショパンのスケルツォ第1番は今年の全日本学生音楽コンクールの中学生部門の本選の課題曲になっております。

私が中学1年生の時の第48回全日本学生音楽コンクール中学生部門の本選でもスケルツォ1番は課題曲となり、私は入賞致しました。

その時の門真ルミエールホールのピアノがべ―ゼンドルファーでした。 当時師事していた片岡みどり先生が「ベーゼンドルファーは弾くのが難しいピアノだから、一度弾いておきなさい。」と新大阪にあるベーゼンドルファーのショールームにお電話して下さいました。 そして予選の前に2度ほどリハーサルに行ったのがベーゼンドルァーのピアノに触れた最初のきっかけです。
  
この曲は1か月ほど弾いたところで、ポーランドのワルシャワ高等音楽院院長のカジミエール・ゲルジョード先生に見て頂きました。

ショパンのスケルツォは4曲ともシンプルな形式ですが内容の深い曲です。 第1番はショパンがパリへ移った頃、ポーランド国内でロシア軍侵攻に反発する反乱が起こり、ショパンが祖国へ帰る事が出来なかった時期に書かれた曲で、ショパンの民族意識が濃く反映された曲だと言われております。

詳しいテクニックについてはレッスンで実際にピアノを使ってでしかお伝えしきれませんが、簡単に書いてみたいと思います。
冒頭はffの和音で開始されますが、あまり叩かずそばで弾いた方が良いとゲルジョード先生に言われました。 2つの和音が続いた後は、速いパッセージが続きます。

中間部ではショパンの祖国への思いが現れた「クリスマス・キャロル」が出てきます。 讃美歌(コラール)のように弾きましょう。
クリスマス・キャロルが3回繰り返し出てきますが、1回ごとに音色や表情を変えた方が良いかと思います。 クリスマス・キャロルの後には、衝撃的な和音が登場した後、冒頭と同じ速いパッセージが繰り返されます。

最後のCoda(コーダ)は、テンポが上がりテクニック的にも難しくなります。

各箇所で必要とされているテクニックごとに分け、それらをよく練習する必要があります。

私は当時のコンクール参加時、母が楽譜屋で買い求めたコルトー版の楽譜に書かれている練習方法で練習しました。 コルトー版は日本語に訳されていないものも多いですが、ショパンのスケルツォはコルトー版の日本語版が出ております。 コルトーの解説は、練習方法だけでなく、曲の情景の解説も詳しく書かれており曲の背景をイメージするのにとても役立ちます。

ブログ「message」 スケルツォ1番

第70回全日本学生音楽コンクール参加規程
※詳しくは→こちらをご覧ください。

【予選・本選】
あいおいニッセイ同和損保 ザ・フェニックスホール
大阪市北区西天満4-15-10
あいおいニッセイ同和損保フェニックスタワー内

予選日程

中学校の部
9月10日(土)・11日(日)

本選日程
小学校 / 中学校 / 高校の部
10月30日(日)


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